分類 | アオサ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属 |
---|---|
主な漁法 | 養殖 |
旬 | 冬~春 |
製品形態 | 乾燥 |
主な料理 | 汁物(みそ汁、スープ)、天ぷら、ふりかけ、佃煮 |
鳥羽~磯部地区の海で養殖させるアオサノリはヒトエグサ という種類です。特に的矢湾で養殖が盛んです。
冬から春にかけて摘み取り、多くは乾燥させてから流通します。
この時期の養殖網に伸びたアオサノリの鮮やかな緑色のじゅうたんが 広がる景色は伊勢志摩地方の風物詩ともなっています。
この地域のアオサノリは柔らかく、香りが高いことで評価が高く、
また、美味しさだけでなく、非常に栄養が高いことから近年、
注目を集めています。
各種ビタミンやミネラル、食物繊維などを 豊富に含み、
機能性のある栄養としてカロテノイドの一種のβ- カロテンも多く含みますので強力な抗酸化作用が期待できます。
的矢湾をはじめとしたリアス式海岸の穏やかな内湾性の海域は アオサノリの生育に適しています。
また、伊勢志摩国立公園内にあり、 神宮林など豊かな山々から流れ込むミネラル分などの栄養が 美味しいアオサノリを育てることから、
非常に盛んに生産が行なわれています。 (三重県は全国の生産量の6~7割を占めます。)